クラウド型輸送貨物監視システム「TrecView Cloud」のサービス提供開始について

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クラウド型輸送貨物監視システム「TrecView Cloud」

当社の子会社である神栄テクノロジー株式会社(以下、神栄テクノロジー)と応用地質株式会社(以下、応用地質)は、輸送中の貨物に関する各種情報(日時、位置、温度、湿度、振動)をモニタリングし、異常発生のリアルタイム通知や輸送状態のレポートを自動作成する機能を持つ、クラウド型輸送貨物監視システム「TrecView Cloud」のサービス提供を2021年1月より開始いたします。

開発の経緯と目的

物品損傷の原因となる振動や衝撃、品質確保のための温度管理など、貨物の輸送状態を数値化し、記録・管理する取組みが物流市場で一般化しつつあり、要求基準に関しても各種規格化が進んでいます。

しかしながら、従来運用されてきた一般的な物流計測システムでは、システム本体および専用通信端末の購入費用が高額であり、運用手順も煩雑であることから、課題も少なくありませんでした。

このような課題に対応するため、当社と応用地質は、応用地質が持つGIS(地理情報システム)や交通情報管理システム等の技術と、神栄テクノロジーの持つ計測機器の開発技術を組み合わせ、クラウド型貨物輸送監視システム『TrecView Cloud』を開発しました。

『TrecView Cloud』について

『TrecView Cloud』は、神栄テクノロジーが新たに開発し製造・販売する各種センサと通信機能を内蔵した高精度かつ低価格な小型輸送記録計『TrecView』と応用地質が開発し豊富な実績を有する高機能な地理情報システム『MAGIS』を組み合わせたクラウド型輸送貨物監視システムであり、価格面での導入のしやすさと使い勝手の良さ、およびリアルタイムでの輸送監視を可能にした点が大きな特徴です。

例えば、振動や衝撃に弱い精密機械の輸送監視では、紙に記録していく機械式記録計や、輸送完了後にUSBでパソコンへ接続し専用ソフトウェアでデータを抽出する電子式記録計が用いられていますが、これらの方法では輸送を完了するまで貨物の損傷等を確認できず、また、結果の報告書も手動で事後作成する必要がありました。

『TrecView Cloud』は、貨物側に設置されるTrecViewでセンサ情報(振動、温度、湿度)を記録、運転席側に設置したスマートフォンではGPSの位置情報を記録します。

このときTrecViewが危険な振動を検知した場合、スマートフォンへ迅速に異常を通知できるため、運転手はその場で対応の判断をすることができます。
輸送終了後、TrecViewの全記録データと、スマートフォンに記録された位置情報をサーバーへ転送すると、調査報告書が自動作成されるため、担当者の作業負担が大幅に軽減されるほか、データの改ざん防止にもつながり、信頼性の高い輸送サービスを提供することができます。

なお、『TrecView Cloud』では、リアルタイム監視モードのほかに、輸送後に記録データを確認する通常計測モードでも使用することができます。

運用面を大きく変更せず容易に導入可能である点も本システムの特徴になります。

※図 システムの概要

 

※図 TrecView Cloud 管理画面例

新型小型輸送記録計TrecViewについて

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TrecViewは、三軸加速度センサ、温度センサ、湿度センサ、通信機能(Bluetooth)を内蔵し、単四電池2本で駆動する、神栄テクノロジーが独自に開発したこれまでに無い小型・軽量かつ省エネタイプの記録計です。TrecViewの各種設定や記録データの読み取りなどすべての操作はBluetoothを経由しスマートフォン上で行うことができ、パソコンへの接続は不要です。
予め設定した値より大きな振動や衝撃を貨物がうけた場合、自動的にスマートフォンにアラート通知することで、輸送トラブルの迅速対応につなげることが出来ます。

通常モードでは、SDカードにデータ(振動、温度、湿度、日時)を記録し、輸送終了後、CSV形式でパソコンへデータを読み出すことが可能です。

『TrecView Cloud』のサービス提供に先立ち、2020年11月に神栄テクノロジーよりサンプル出荷を開始する予定です。

計測範囲 加速度:±20G(3軸)

温度:-20~70℃、湿度:30~90%rh

記録容量 5500データ(内蔵メモリ、通信モード時)

32GB(SDカード使用、非通信モード時)

サイズ/重さ 94×38×29㎜ / 40g
連続駆動 最大30日
通信部 BLE 5.0
対応OS  iOS11 以上

※製品サイト https://www.shinyei-tm.co.jp/trecview.html

※『TrecView』は、神栄テクノロジーが商標登録出願中です。

今後の展望

物流ロス削減や物品の破損防止、品質管理などを目的として、あらゆる商品・製品の物流過程を可視化する取り組みが広がっており、精密機器や医薬品、食品を始めとする様々な分野において輸送に関する厳密な管理基準が設定され、リアルタイム輸送管理システムの需要が増加しています。

本システムは、今後の拡大が予想されるこれら物流管理市場に向けて展開し、物流品質の向上に貢献していくことをめざします。

 

神栄テクノロジー株式会社
神栄テクノロジー株式会社 小型輸送環境記録計 TrecView