今回は、神戸本社で経理・財務部経理グループの管理職としてマネージャーを務めているK.Iさんに、日々の業務や管理職としてのやりがい、仕事と子育ての両立など、お話を伺いました。
自己紹介
在籍している部署やチーム、自身のお仕事のご紹介
私の所属する経理・財務部経理グループは、売上や利益などの数値を集計・分析し、決算業務を通じて経営陣や株主へ財務情報を提供しています。仕訳処理や経費精算、連結決算、税務申告、監査法人対応、法定開示資料の作成など幅広く担当。内部統制対応や予算策定、DX推進による業務改善にも取り組み、現在6名体制でそれぞれの得意分野を活かし協力しています。
私は経理グループのマネージャーとして、メンバーのマネジメントと連結決算業務全体の統括を担っています。税務申告や開示資料作成、監査法人対応なども行い、月次資料を通じて経営陣へのレポーティングや意思決定を支援。加えてDX推進による業務効率化にも注力しています。月1回のグループ全体での定例ミーティングや、個別面談、勉強会を実施することで、チーム全体のパフォーマンス向上を目指しています。
働きやすい職場環境
1日の業務フロー
朝6時頃に起床し、子どもの身支度を手伝って登校を見送ってから出社します。
出社後はメールチェックやスケジュール確認を行い、仕訳や精算などの日常業務に加え、メンバーへの指示や他部署との調整を行います。時短勤務のため、16時前後に退社し、その後は子どものお迎えや夕食準備、宿題のサポートなどをしています。夜は落ち着いた時間に再度メールチェックをすることもあります。
管理職としてのやりがい
経理・財務部では神栄グループ全体の財務状況を把握し、経営判断の基盤となる情報を提供しています。管理職としてその責任を担うことで、会社の成長や安定に貢献している実感がやりがいです。
経営層との直接的なやり取りを通じ、自分の意見が反映される場に関われることも魅力の一つです。さらに、海外・国内子会社を含む多様な業務環境で専門知識とマネジメント力を磨き、メンバーを支える中で自己成長を感じられる点も大きなやりがいとなっています。
仕事をする上で大切にしているもの、心掛けていること
仕事とプライベートを分けるには
業務を円滑に進めるための組織のまとめ方
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1.コミュニケーションと自律性 時短勤務という限られた時間の中でも、組織全体が円滑に動けるようにコミュニケーションを意識しています。気になることがあればすぐに話をする機会を設けることも重要。退社後の個々のサポートをお願い出来るよう、上司への報告や説明を丁寧に行うよう心掛けています。私が時短勤務ということで十分にフォローできない面もありますが、その分メンバーが自律的に動ける組織となり、感謝しています。 |
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2.体制づくりと役割分担 組織としては業務の属人化を防ぎ、責任を分担できる体制づくりを重視しています。経理歴の長いメンバーや異動したばかりのメンバーなど状況は様々ですが、月次・決算業務は標準化を進め、ジョブローテーションも実施。各自の強みを把握し、力を最大限発揮できるよう役割分担を工夫しています。 |
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3.働きやすい環境づくり 女性メンバーも多いため、フレックス勤務や在宅勤務を取り入れ、柔軟に働ける環境を整えています。仕事と生活の両立を支えながら成果を出しやすい職場を目指し、誰もが力を発揮できるチームづくりを心がけています。 |
今後の目標
経理グループが目指すのは、過去の数字を記録・報告するだけの「コストセンター」から、分析や予測を通じて成長を支える「バリューセンター」への変革です。そのため、日常業務の精度向上と並行して効率化を進め、余剰時間を戦略支援や経営層への迅速で正確なデータ提供に充てるべく、取り組みを進めています。
具体的には、法改正対応を踏まえて経費精算・固定資産管理システムを導入し、現在はAI-OCR請求書受領システムや予実管理システム、BI(Business Intelligence)ツールを活用したダッシュボード構築を検討中です。
個人としてはリーダーシップスキルの強化に取り組んでいます。現在行っている事業部門や経営層の意思決定を支える体制づくりをより的確にサポートできる経理グループを作り上げ、神栄グループに貢献したいと考えています。2025年春から家庭環境の変化により出張も可能になり、今後は子会社向けの監査法人監査や外部倉庫視察にも同行し、子会社の方々とさらにコミュニケーションを深め、連結決算業務に生かしていきたいです。