GMP / GDP対応の温湿度マッピングサービス

マッピングサービス 電子関連

マッピングとは

医薬品倉庫などでの温湿度管理

温湿度マッピングとは、空間に対して温湿度記録計(データロガー)を複数設置し、一定期間の記録データを分析することで、倉庫内の温湿度の時間的・空間的な特性を評価することです。

原則的に、常時モニタリング用のセンサはマッピングから特定されるワーストポイント(最高値と最低値を示すポイント)に設置されます。

マッピングを行う際は温湿度記録計(データロガー)の配置が重要であり、医薬品が置かれる製品棚の大きさや位置はもちろん、空調や出入口、窓(屋外)からの影響、さらに季節による変動も考慮しなければなりません。

神栄テクノロジーの取り組み

GMP/GDP準拠の必要性を受け、医薬品の製造、保管環境を良好に保つ為に厳格な温度管理が求められています。温度は空間内で分布をもち、空間が大きくなればなるほど、そのばらつきは大きくなります。

温度管理をする上で、その空間内部の温度分布特性を把握し、その適格性を確認しなければなりません。
それらの温度特性を把握する為には、下図のような温度マッピングが必要です。

マッピングサービス

神栄テクノロジー株式会社(以下、神栄テクノロジー)では、現場での温度測定から報告書の提出までパッケージでの提供が可能です。

  • GMP(Good Manufacturing Practice)とは、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことです。
  • GDP(Good Distribution Practice)とは、医薬品が、製造工場を出荷した後、患者さんの手元に届くまでの流通過程における品質保証を目的にした基本的な指針です。

温度マッピングの流れ

  1. 管理値など諸条件の概要ヒアリング
  2. 現場の確認(ロガー設置位置や方法の確認)
  3. お見積り作成、提出
  4. 計画書の作成、提出
  5. ロガー設置、ロギング開始
  6. ロギング終了、ロガー回収
  7. データ分析
  8. 結果報告書の作成・提出

提出書類の例

下図が、報告書の一部です。

ワーストポイント、温度の逸脱が一目で分かるようなデザインになっています。勿論、測定データ、校正書類も添付されています。

マッピングデータの一例

最後に

2018年に日本版GDPガイドラインが発行されてから、医薬品流通過程の適正管理がより一層求められています。

温湿度計測で豊富な実績を誇る神栄テクノロジーでは、計画書(要領書)の発行から報告書の提出まで、温度マッピングに関する一連のサービスの提供が可能です。

また、温湿度マッピングの結果が管理値から逸脱していた場合、原因解析、ソリューションの提案などコンサルティングも行っております。

神栄テクノロジー株式会社
神栄テクノロジー株式会社 マッピングサービス