【海外出張レポート】工業製品部~インド~編/後編

物資関連

【海外出張レポート】工業製品部~インド~編/後編

今回は、神栄工業製品部の海外出張レポート~インド~編の後編です。
最終回となる今回も、世界各国とビジネスをしている当社の魅力をお伝えしたいと思います!

ムンバイ(Mumbai)

ムンバイの電源事情

ホテルではCタイプとBタイプの変換プラグ2種が使用可能でしたが、Bタイプの方がゆるみが無く、より安全なように思います。当社協力会社の事務所のコンセントは3ピンのみ使用可(B3タイプ)だったため、ドライバーと変換プラグを同時に差し込んで使用しました。

 

ムンバイの協力会社と打合せ後、一緒にランチへ

こちらのIshaaraというお店ではスタッフ全員に聴覚や言語障がいがあり、注文を取る際は手話や表情で応対をしていただけました。協力会社の社長の話しでは、最近インドではこのようなお店が少しずつ増えていて、企業は1社につき1、2名の障がいのある人材を雇用したいと考えている、と話していました。理由を聞くと、社会的責任(Social responsibility)のためだそうです。

 

インドの人口約14億3千万人のうち約5億人がベジタリアンだそうで、メニューにも分かり易く印が付いています。Jain option(ジャイナ教対応)、Gluten-Free option(グルテンフリー対応)、Vegan option(ヴィーガン対応)と、選択肢豊富です。当社協力会社の担当者は肉、魚、卵を摂取せず、乳製品は食べます。さらにジャイナ教では、地面の下で育つ野菜(じゃがいもや玉ねぎなど)を食べない人もいるそうです。

 

観光スポット

今回の出張期間で唯一観光スポットらしき名所を訪れたのがこちらです。
ムンバイ湾沿いのこの辺りは高級住宅街で、早朝にジョギングをしている人も多いそうです。
ムンバイ湾の夜景は「女王のネックレス」(Queen’s Necklace)と呼ばれているとも聞きました。

街灯が海岸に沿って灯った状態(女王のネックレス)がこちらです。

 

写真正面の高層ビルは、世界で最も高価な個人住宅と言われるアンティリア(Antilia)です。

 

事務所に戻る途中、2024年1月に完成したムンバイ湾横断道路を通りました。
ムンバイ湾横断道路は、日本政府による支援を受けて建設されたインド最長の海上横断道路です。
通行中に、1431年に建設されたイスラム教寺院ハジ アリ モスク(Haji Ali Dargah)が見えます。

 

9月上旬、ムンバイでは象の顔と人間の体を持つ幸運の神様ガネーシャ(Ganesh/Ganapati/Ganpati)のお祭り期間中でした。お祭りは11日間開催され、最終日に人々がガネーシャ像を担いで海に向かいます。

このお祭りが始まったのは100年位前とのことで、意外に新しい風習のようです。
ちなみに、ポスターのガネーシャの周囲に映っているのは政治家の方々だそうです。
ムンバイ市内はどこも工事中で、まだこれから発展しそうな活気ある光景が広がっていました。

 

おわりに

必要なスキル・担当者としての心構えとは

心がけているのは、的確な判断を適切なタイミングで実施できるよう、技術や語学など幅広い知識の習得・見直し・検証・更新を繰り返し、関係者との調整を行うことです。
海外ビジネスでは特に経験や習慣による無意識の思い込みに気を付けなければ、受注した後に裁判になりかねないこともあります。

そのリスクを最小限に抑え、より高い成果を生み出すためには、自分の知識と事実を検証したうえで関係各所と緻密な連携が取れるよう調整をし、チームとして行動することが必要だと考えています。

 

海外ビジネスに携わることによる業務への向き合い方の変化

工業製品部と米国現地法人Shinyei Corp. of Americaが取扱う試験機・計測器・センサは一般消費者に馴染みの少ない製品ではありますが、実は見えないところで世界各地の産業の発展に貢献しています。
日本国内では製造開発の市場が縮小傾向にある中で、高品質で技術力の高い日本製の製品を海外のお客様へ販売・現地でのアフターサポートを提供し、最終的に販売先である海外のお客様と、仕入先である国内のお客様、共にご満足いただけると達成感を感じます。

神栄株式会社 工業製品部ホームページ(英文)

 

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