メーカーと商社の“ハイブリッド”企業で挑む、BtoB営業の最前線 – 神栄テクノロジー株式会社 事業本部 営業部 営業グループ S.Sさん(2020年入社)

社員インタビュー

メーカーとして電子業界向けのセンサ機器や計測機器を製造・販売、また商社としてもセンサ等の仕入れ・販売をしている神栄テクノロジー株式会社(以下、神栄テクノロジー)の営業部。
今回は、【メーカー】と【商社】という両方の機能をもつ、神栄テクノロジーの営業として自社・他社の商材を担当するS.Sさんに、仕事のやりがいや今後の目標について、お話を伺いました。

【メーカー】と【商社】その両輪で価値を生み出す

神栄テクノロジーは、センサなどの電子部品や計測機器とこれらに関わるシステム・サービスの開発・製造・販売を主軸とする会社で、さらには商社の機能も持ち合わせたハイブリッドな会社です。

同社が扱う製品は多岐にわたります。例えば、自社製造するほこりセンサや湿度センサ、また商社として仕入れているガスセンサや除湿ローターなどは、空気清浄機やエアコン、加湿器などに広く組み込まれています。

STC製品群抜粋

S.Sさん曰く、「家電メーカー向けの湿度センサやほこりセンサの国内のシェアの多くを我々が獲得しており、有名どころの家電メーカーの製品には神栄テクノロジーのセンサが入っていることが多い。」とのこと。

「メーカーとしてのモノづくりの強みと、商社としての提案力を兼ね備えているのが、 神栄テクノロジーの最大の魅力。
他ではなかなか見られない二面性が、競争力の源泉です。」

顧客の課題に応える、2本柱の営業スタイル

営業部に所属するS.Sさんの仕事は、大きく2つの柱に分かれています。

1つは、既存顧客とのやり取りや、すでに導入されている製品の受発注・技術サポート対応。
もう1つは、新製品の提案活動やニーズ調査、新規開拓営業など、未来に向けた提案型営業です。

「新製品の情報を持ってお客様を訪問し、実際にどんなニーズがあるのかを伺う。その情報を社内に持ち帰り、開発チームと連携して製品化につなげる。営業一人ひとりが市場の声を拾い、チームで戦略を練っていくのが神栄テクノロジーのスタイルです。」

まさに、単なる“売り手”ではなく、ソリューションを提案する“パートナー”としての営業が求められる仕事です。

出張と社内業務、メリハリあるワークスタイル

S.Sさんの1日は、出張の有無によって変わります。

出張のない日は、朝8時~8時半に出社し、メール対応からスタート。 午前中はオンライン商談が中心で、午後は社内会議や各種事務作業、新規提案の資料作成などに時間を充てます。

一方、出張のある日は、午前中に社内業務を済ませた後、午後から客先訪問へ。 移動手段は電車が多く、郊外の工場などには社用車で向かうこともあるそうです。

「フレックスタイム制度があるので、忙しい日が続いた後は早めに退社したり、ゆっくり出勤したりと、柔軟に調整できるのもありがたいです。」

お昼ごはんは、日替わりで提供される仕出し弁当が楽しみの1つだとか。

「あえてメニューを見ずに弁当箱をパカっと開けて
『何が入っているかな』と、日々楽しんでいます。笑」

SSさんタイムラインR1

長期プロジェクトが実を結ぶ、その瞬間がやりがい

営業の仕事の中で、S.Sさんが最もやりがいを感じる瞬間は、【新規プロジェクトの成約】。

「電子業界はリードタイムが長く、立ち上げから成約までに1年以上かかることもあります。ニーズのヒアリングから、社内調整、試作提案など、何度も壁を乗り越えてようやく受注に至る。その瞬間は、会社への貢献、自分自身の成長を実感できて、とても達成感があります。」

粘り強さとチームワーク、そして顧客との信頼関係が成果へとつながる。BtoB営業ならではの醍醐味といえるでしょう。

「ニュースを見る目」が変わった──入社5年間で得た視点

入社5年間の経験を通じて、S.Sさんが特に成長を感じているのは、“世の中を見る目”です。

「仕事をするうちに、自然と経済ニュースや業界動向に敏感になりました。以前は他人事だった出来事も、“このニュースは自社やお客様にどう影響するか”という視点で捉えられるようになりましたね。」

顧客と向き合い、製品開発にも関わる営業だからこそ、日々の情報収集が武器になる。そんな気づきを語ってくれました。

「趣味に一生懸命になることは、将来必ず自分を支えてくれる」

学生時代を振り返って「もっとやっておけばよかった」と思うことを尋ねました。

「もっと趣味を追求すればよかったと思っています。僕は海外旅行が好きで学生時代にいろんな国に行きましたが、社会人になると時間の制約が大きくなってしまって…。趣味は社会人になっても必ず役に立つ時が来る。ストレスフルな日々を過ごしている時でも、自分が好きだったこと、趣味を思い出して、自分へのリフレッシュにつなげる。だから、学生のうちにできるだけ趣味に没頭することをおすすめします。」

趣味は、仕事に追われる日々の中でも自分を取り戻す“原点”となる。その言葉には、5年間の社会人経験を通じて得たリアルな実感が込められていました。

チームで挑む未来を目指して

今後挑戦したいのは、営業・技術・製造が一体となって進めるプロジェクト。

「神栄テクノロジーの営業職には、
『モノづくりの最前線に立ちながら、お客様の未来を一緒につくる』
というやりがいがあります。
お客様の期待を超える製品や提案を、
チームで生み出していきたいです。」

S.Sさんのように、行動力と好奇心をもって挑戦し続ける人材が、神栄グループの未来を切り拓いています。

 

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