【ベトナム・ホーチミン市駐在員発】ロックダウン(都市封鎖)現地レポート その2

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【ベトナム・ホーチミン市駐在員発】ロックダウン(都市封鎖)現地レポート その2

ベトナム・ホーチミン市で新型コロナウイルス感染拡大封じ込めのため、2021年7月にロックダウン(都市封鎖)が実施されました。今回は、「【ベトナム・ホーチミン市駐在員発】ロックダウン(都市封鎖)現地レポートその2」をお送りいたします。


 

2021年8月になっても行動規制は変わらず、感染者も日々増加傾向になる状況でした。8月下旬になるとホーチミン市で1日6,000名を超え、全土で10,000人を超えるほどホーチミン市を初めとするベトナム南部を中心に感染拡大が進んでおりました。他方、「職場合宿」で操業中の一部工場で、1ヶ月超も自宅へ帰っていない従業員が疲れて職場を離れるケースや、生活必需品の受け渡し時に接触した際に感染した従業員が工場へ戻り、工場内で感染拡大するケースなど企業活動に影響が出てくる事態となりました。この状況下の8月25日、ホーチミン領事館が斡旋するワクチン接種1回目のためタクシーに乗って久し振りに外出する事が出来ました。住まいから接種会場までは約10kmですが、ロックダウン前と一線を画す光景の連続でした。それは、圧倒的に少ない交通量、道中に検問所が複数あり外出目的を問われる事、検問所にライフルを持った軍隊が駐在など驚きの連続でした。

交通量が少ない市内  市内の検問所 ワクチン接種会場の受付

9月下旬になると新規感染者の減少傾向、またワクチン接種が進んだ事から、感染状況に応じてエリア(リスクが低い順に緑→黄→赤)を分け、徐々にwithコロナの日常に戻す取組を始めました。そして10月になると、スーパーへの買出し、店内飲食など変わらぬ日常に戻る事ができました。飲食店の人数制限、またスーパーを始めとする入店時の検温やワクチン接種のアプリ画面を見せるなど、感染対策は講じられますが、大変だったロックダウンを漸く乗り切りました。現在は、国内移動や店内飲食などの制限も無くなり、コロナ前の日常に戻った生活となっております。

現在の風景@ベトナム料理店 現在の風景@ホーチミン中心地

 

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