【ニューヨーク駐在員発】新型コロナワクチン接種体験レポート

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【ニューヨーク駐在員発】新型コロナワクチン接種体験レポート

日本でも接種に向けた準備が急がれる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンですが、海外ではすでに一般市民への接種が進んでいます。今回は、当社グループの日本人としてはワクチン接種第1号となるアメリカ・ニューヨークの駐在員からの接種体験レポートをお送りいたします。

 

アメリカでは、昨年12月にファイザー社製とモデルナ社製が、本年2月にはジョンソン・エンド・ジョンソン社製が承認され、3種類のワクチン接種が進められています。駐在するニューヨーク州では、3月12日に法律が発効し、ワクチン接種時に最大4時間まで、他の休暇と相殺されることのない特別な休暇が認められるようになりました。

さらには、3月22日からワクチン接種の年齢制限が緩和されたことを受けて、ニューヨーク州とニューヨーク市が実施するワクチン接種予約のウェブサイトから予約を試みることにしました。多くの人がウェブサイトに殺到しているようで、最初は全然予約が取れませんでしたが、たまたま早朝にウェブサイトを確認したところ、ニューヨーク市が実施するワクチン接種で3月26日に空きがあることが分かり、予約をしました。

3種類のワクチンから選択することができますが、モデルナ社製とジョンソン・エンド・ジョンソン社製を接種できる会場は限られており、ファイザー社製を接種することにしました。

アメリカでも、接種は無料で、今回のワクチン接種の場所は、マンハッタンの北端でFort Georgeと呼ばれるエリアにあるCVS / Pharmacyとのこと。Pharmacy、ドラッグストアです。アメリカでは、薬剤師にも予防接種を打つことが認められているのです。アメリカでは大手ドラッグストアチェーンの店舗を利用して毎年インフルエンザのワクチン接種が実施されています。インフルエンザのワクチン接種の実績があったからこそ、今回の新型コロナワクチン接種にもすぐに対応できたのではないでしょうか。ドラッグストアでの注射は初めての経験です。

店舗に入ると、まずは2次元コードでチェックイン。その後、処方箋カウンターで本人確認が行われました。店舗内は簡単な仕切りがあるだけです。仕切りの中にはCVSに勤務されている薬剤師の女性がいました。接種に関する簡単な説明の後、どちらの腕に打つか聞かれ、アルコール消毒の後、あっという間にワクチンを接種されて終了です。その間わずか数分の出来事でした。接種時の注射の痛みはなく、インフルエンザのワクチン接種とほぼ同じ感じでした。

接種後は店内の椅子に座って20~30分待ち、問題なければ帰ってよいと言われました。その後、CDC(米疾病対策センター)発行のワクチン接種証明書を渡され、4月16日に受ける2回目の接種予約の確認を行い、店舗を後にしました。到着から店舗を出るまで、1時間も掛かりませんでした。

接種した後は腕の痛みと若干の倦怠感がありましたが、接種後48時間ほど経過すると、両方ともなくなりました。